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2019年4月より種々の制度などが新しくスタートします。
〇働き方改革関連法が施行
2019年4月よりスタートする「働き方改革」の主な内容は以下の通りです。
①有給休暇の5日以上の付与の義務化(対象:有給休暇10日以上の保有者)
②労働時間の客観的な把握の義務化(対象:管理職等を含むすべての職員)
③残業時間の上限規制
時間外労働の上限が、月45時間・年360時間を原則として、特別な事情がある場合でも年720時間以内・単月で100時間未満・複数月平均で80時間未満
④終業時刻と翌日始業時刻の間のインターバル制度導入の努力義務化
⑤フレックスタイム制の精算期間が「1ヶ月以内」から「3ヶ月以内」に変更
⑥高度プロフェッショナル制度創設
〇個人事業承継税制が施行
個人事業者の事業承継を促すため、10年間の時限措置として、事業承継に係る資産等の贈与税・相続税について100%納税が猶予されます。
・期間:2019年1月1日から2028年12月31日までの間に行われる相続・贈与が対象(2019年度は遡及適用)
・猶予割合:100%
・対象資産:土地、建物、機械・器具備品、車両・船舶、構築物、無形償却資産(特許権等)、生物(乳牛等)
・対象面積:土地400㎡、建物800㎡
・要件:経営承継円滑化法に基づく認定、5年以内に承継計画を提出
・留意点:事業の廃止時に納税(免除・減免措置あり)
〇新たな在留資格「特定技能」がスタート
新しい在留資格である「特定技能」が創設されます。
特定技能ビザが創設されると、今まで外国人が労働できなかった建設業、自動車整備業、造船業、製造業、飲食業、介護業などでも労働が可能となります。
〇国民年金の支給額の引き上げ
2019年度から国民年金の満額が67円引き上げられ「65,008円」となります(実際の支給は6月より)。
〇国民健康保険料の上限額の引き上げ
国民健康保険料の上限額が引き上げられます。
・国民健康保険料限度額(介護納付金分除く):77万円から80万円に3万円引き上げ
・国民健康保険料限度額(介護納付金分含む):93万円から97万円に4万円引き上げ